あおぞら消毒株式会社

2025年11月23日

住宅を購入された皆様、おめでとうございます！新居での生活はワクワクするものですが、大切な我が家を守るために知っておきたいのが、5年・10年の保証を維持するための必須メンテナンスと白蟻（シロアリ）対策です。

実は、保証が適用されるためには、お客様ご自身で行っていただくべき**「維持管理義務」**が定められています。これを怠ると、いざという時に保証が受けられない可能性も…。

この記事では、保証を確実に維持し、住まいの価値を長く保つために必要なメンテナンスと、見落としがちな白蟻対策について分かりやすく解説します。

多くの新築住宅には、「住宅の品質確保の促進等に関する法律（品確法）」に基づき、主要構造部と雨水の侵入を防ぐ部分（屋根、外壁など）について10年間の瑕疵担保責任（保証）が義務付けられています。

これに加えて、ハウスメーカーや工務店が独自に5年間やそれ以上の期間の保証を設定していることもあります。

⚠️ 注意点： これらの保証は、適切に住まいを維持管理していることが前提となります。

保証を継続させるために、特に重要となるメンテナンス項目を見ていきましょう。これらの多くは、定期点検と合わせて行われることが多いです。

期間の目安	メンテナンス箇所	実施内容と重要性
半年～1年	建具・内装	ドアや窓の開閉調整、壁紙の剥がれやひび割れの確認。初期の不具合を早めに発見し、構造的な問題の兆候でないか確認します。
1年～3年	給排水設備	水漏れ、排水管の詰まりの確認。水漏れは構造部や土台の腐食に繋がり、保証対象外となる重大な問題を引き起こします。
3年～5年	外部シーリング	外壁や窓周りのゴム状の目地材（シーリング）のひび割れ、剥がれのチェック。雨水の侵入を防ぐ保証において非常に重要です。劣化が見られたら早期に補修が必要です。
5年～10年	屋根・外壁	塗膜の剥がれ、ひび割れ、コケの発生のチェック。特に外壁の損傷は雨漏りに直結するため、大規模な修繕計画を立て始める時期です。
5年ごと	防蟻処理（白蟻対策）	後述の「白蟻対策」を参照。構造部の保証維持に直結します。

💡 ポイント： これらのメンテナンスは、ハウスメーカー等の定期点検の際に指摘されることが多いですが、お客様自身も日常的に目を配ることが大切です。指摘されたメンテナンスを放置しないようにしましょう。

建物の主要構造部（柱、土台など）の保証は、白蟻による食害で木材が損なわれた場合、適用外となることが一般的です。そのため、白蟻対策は「維持管理義務」の中でも特に重要な要素の一つとなります。

新築時に行われる防蟻処理（薬剤散布や注入）の多くは、5年間の保証が付帯しています。この期間内に白蟻被害が発生した場合は、再処理や補修費用が保証されます。

最初の5年の保証が切れる前に、必ず再度の防蟻処理（再施工）を実施してください。

住宅の保証は、建築会社とお客様が協力して大切なお住まいを守るための仕組みです。

これらの義務をしっかり果たすことで、5年、10年、そしてその先の未来も、安心して快適な生活を送ることができます。

ご不明な点やメンテナンスについてのご相談は、いつでもお気軽に弊社までお問い合わせください！

【重要】住宅の5年・10年保証を維持するために必要なメンテナンスと白蟻対策！