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ー自分でできるシロアリ駆除の基本|応急処置・市販剤の使い方・限界と業者判断までー

シロアリは気づかないうちに木材の中を進み、家の強度に影響することもあります。ただ、すぐに業者へ依頼できない場合や、被害が軽そうに見える場合に「まずは自分で何とかしたい」と考える方も多いです。この記事では一般の方向けに、自分でできる対処の範囲、やってはいけない行動、市販剤の使い分け、そして業者に切り替える判断基準までをまとめます。安全第一で、無理のない範囲で進めてください。

自分で駆除できる範囲と、最初にやるべき確認

結論から言うと、一般の方ができるのは「被害を広げない応急処置」と「再発しにくい環境づくり」が中心です。シロアリの本体や通り道が見える場所で、局所的に市販剤を使うことは可能ですが、巣が床下や地中にある場合は完全駆除が難しくなります。まずは、羽アリが出た場所、木部の柔らかさ、床の沈み、土の筋のような通り道の有無を確認し、写真を撮って記録します。次に、発生が「一箇所だけなのか」「複数箇所なのか」を見ます。複数なら床下全体に広がっている可能性があり、自力の範囲を超えやすいです。最後に、浴室・キッチン・洗面・玄関付近など湿気が溜まりやすい場所をチェックし、漏水や結露があれば先に直すのが近道です。

やってはいけない行動|逆効果になりやすいポイント

自力対応で失敗しやすいのは、勢いでスプレーを大量に使ったり、木部を壊してしまったりすることです。シロアリは刺激を受けると、別ルートへ移動して見えなくなることがあります。そうなると、被害が止まったように見えても内部で進行することがあり、発見が遅れます。また、床下に入って無理な姿勢で作業すると転倒やケガのリスクもあります。小さなお子さんやペットがいる家庭では、薬剤の保管や換気も重要です。特に注意したいのは「見えたところだけ処理して終わり」と考えることです。見えた部分は入口か通り道で、本丸は別にあるケースが多いです。

・羽アリを見た直後に強い殺虫剤をまき散らす
・通り道の土の筋をむやみに崩す(位置特定が難しくなる)
・原因の湿気(漏水・結露)を放置したまま薬剤だけ使う
・床下作業を無理に行い、換気や保護具なしで進める
・木部を叩いたり削ったりして構造材を傷める

市販のシロアリ対策剤の種類と選び方

市販品は大きく分けて「スプレー」「注入タイプ」「設置型(ベイト的なもの)」のイメージです。スプレーは目に見える個体に対して即効性がありますが、奥まで届かないことが多いです。注入タイプは木部の穴や隙間に入れて内部へ効かせる発想で、被害箇所が限定されているときに向きます。設置型は一定期間置いて様子を見る形で、即効性よりも継続的な抑制を狙います。どれを選ぶかは「被害の場所が見えるか」「木部の内部に入り込んでいそうか」「床下に手が届くか」で変わります。迷う場合は、まずは屋外の環境改善と室内の応急処置に留め、無理に床下へ入らない選択も十分に正解です。

スプレー・泡タイプの使いどころ

見える範囲にシロアリがいる、羽アリが室内に出た、土の筋が壁際に見えている、といった「局所の緊急対応」に使いやすいです。コツは、広範囲に散らすより「発生源と思われる一点を狙う」ことです。周囲の換気を確保し、肌や目への付着を避け、作業後は手洗いを徹底します。また、床下で噴霧するのは危険が増えるので、無理に行わず、手が届く範囲の木部や隙間に限定して使う方が安全です。

注入タイプの使いどころ

木部が柔らかい、叩くと空洞っぽい、表面に小さな穴や筋があるなど、内部に通り道がありそうなときに向きます。ただし、構造材への穴あけはリスクがあるため、基本は既存の隙間や目立たない箇所に限り、最小限で行うのが無難です。注入後は過剰に触らず、状況を観察します。「止まったように見える」だけでは判断が難しいので、数日〜数週間の変化を記録することが大切です。被害の範囲が広がるなら、早めにプロへ切り替えた方が結果的に安く済むことがあります。

自分でできる手順|応急処置から予防まで

ここからは、初心者でも取り組みやすい順番で手順を整理します。大事なのは「薬剤を使う前に環境を整える」ことです。湿気や土との接触がそのままだと、いくら処理しても再発しやすくなります。まずは屋外から攻めて、次に室内、最後に必要なら市販剤、という順番にすると失敗が減ります。なお、大セクションと小セクションの間なので、ここで少しつなぎの文章を挟みます。今から紹介する流れは、あくまで一般的な家庭を想定したものです。家の構造や被害状況によっては手順を飛ばしたり、業者対応に切り替えたりする判断も必要になります。

手順1:屋外の片付けと「土と木の接点」を減らす

家の周りに木材、廃材、段ボール、切り株、古い枕木などがあると、シロアリの温床になりやすいです。まずは撤去し、基礎周りの土の盛り上がりや植栽の密集も見直します。雨どいの詰まりや散水のしすぎで常に湿っている場所があれば改善します。これだけでも被害の進行や再発リスクは下がります。

手順2:室内の疑わしい箇所を記録して見える化する

床が沈む場所、羽アリが出た場所、壁際の違和感などをメモし、スマホで写真を残します。押入れの奥、洗面台下、浴室の出入口付近など湿気のある場所は重点的に。記録があると、自力対応の効果が出ているのか、悪化しているのかが判断しやすくなります。後で業者に相談するときも説明が一気に楽になります。

手順3:市販剤は「限定的に」使い、経過観察する

使用するなら、見える範囲の局所に絞ります。広く撒くより、疑わしい箇所を重点的に処理し、処理日と使用量を記録します。処理後は換気を行い、数日後に同じ場所で新しい土の筋や羽アリが出ていないかを確認します。変化がなければ「解決」ではなく「情報が増えた」と捉えるのがコツです。内部で進行している可能性をゼロにできないためです。

業者に切り替えるべき判断基準と、相談のコツ

自分でできることには限界があります。次のサインがある場合は、早めに専門家へ切り替えた方が安全です。床が大きく沈む、柱や土台に明確な空洞音がある、羽アリが複数日続く、被害が複数箇所にある、水回りの漏水が絡んでいる、床下に入れない構造で確認が難しい、などです。相談するときは、写真、発生日時、家の築年数、過去の防蟻処理の有無、湿気の状況をまとめて伝えると、見積もりや調査が的確になります。見積もりでは、施工範囲、工法(散布・注入・ベイト等)、保証内容、再点検の有無を比較し、納得できる説明がある業者を選びましょう。

・軽い違和感でも「進行していないか」を確認したい
・自力対応をしたが再発した/不安が消えない
・被害箇所が構造材に近い(柱・土台・梁など)
・床下が湿っぽい、カビ臭いなど環境要因が強い

自力でやれることは「初動の整理」と「環境改善」が中心です。無理に完璧を目指さず、危険や不安があるなら専門家に頼るのが結果的に家を守る近道になります。

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