「部屋の隅に黒いポツポツがある」「床下から湿気やカビの臭いがする」といったお悩みはありませんか?
一言に「カビ」と言っても、家の中に発生するカビにはさまざまな種類があり、放置すると建物の耐久性を縮めるだけでなく、住む人の健康にも悪影響を及ぼします。
今回は、住まいに発生する代表的なカビの種類と、特に注意が必要な「床下のカビ・水害後のカビ」、そしてプロによる床下調査の重要性について分かりやすく解説します。
1. 家の中に発生する代表的なカビの種類
家の中で見かけるカビは、色や生える場所によって性質が異なります。
- 黒カビ(クラドスポリウムなど) 浴室、結露しやすい窓枠、エアコンなどに多く発生します。アレルギー原因物質になりやすく、根を深く張るため一度発生すると根絶が難しいのが特徴です。
- 白カビ(アスペルギルスなど) 木材、畳、押し入れ、靴箱などに白い粉をふいたように発生します。一見ホコリと見分けがつきにくいですが、放置すると木材の腐食につながります。
- 緑カビ(トリコデルマ・ペニシリウムなど) 畳の裏や湿気の多い木材、土壌などに多く見られる緑色のカビです。木質を好むため、住まいの木部を傷める原因になります。
- 土壌のカビ 床下の土(湿った土壌)には多種多様なカビ胞子や菌類が存在します。土からの湿気が上がってくることで、床下の土台や大引(木材)へカビが繁殖する原因となります。
2. 特に危険!「水害後のカビ」と「床下のカビ」
日常の結露によるカビだけでなく、構造部分に発生するカビは住宅にとって大きな脅威です。
水害(床上・床下浸水)の後に発生するカビ
台風や豪雨による浸水被害を受けた後、乾燥が不十分なまま放置されると、数日〜数週間で爆発的にカビが繁殖します。水害による水には泥や細菌が含まれているため、通常よりも有害性の高い菌が繁殖しやすく、徹底的な洗浄・消毒・乾燥が必要です。
床下に潜むカビ
普段目につかない「床下」は、家の中で最もカビが発生しやすい場所です。
- 通気性が悪い
- 土からの湿気がこもる
- 水漏れや雨漏りに気づきにくい
これらの条件が揃うと、床下の木造骨組みに白カビや緑カビが大量発生します。放置すると木材腐朽菌を呼び寄せ、住宅の耐震性低下や、床下から室内へ漂うカビ胞子による健康被害(アレルギー・喘息など)を引き起こします。
3. プロの床下調査で確認するポイント
床下のカビは、点検口から覗くだけでは全貌を把握できません。専門業者の床下調査では、防護服と専用機材を装着して潜り、以下のポイントを徹底的に確認します。
- 木材・土台のカビ発生状況(白カビ・緑カビ・黒カビの付着度合い)
- 含水率の測定(木材や土壌がどれくらい湿気を含んでいるか)
- 水漏れ・雨漏り・浸水痕の有無(給排水管からの微小な漏水の確認)
- シロアリ被害の有無(カビが生える湿気度の高い環境はシロアリの大好物です)
- 基礎コンクリートの状態(クラックや湿気の吸い上げの確認)
まとめ:カビ臭さを感じたら早めの「床下調査」を
床下で発生したカビ胞子は、床の隙間や配管の立ち上がりから生活空間へと流れてきます。「部屋のカビを拭き取ってもすぐに生えてくる」「室内がなんとなくカビ臭い」と感じる場合、原因は床下に隠れているかもしれません。
特に水害を経験されたお住まいや、築年数が経っているお宅は、一度プロによる床下調査を受けることをおすすめします。
当社では、専門スタッフによる「床下点検・カビ調査」を実施しております。お住まいの健康とご家族の安心を守るため、気になる方はお気軽にご相談ください。