「白蟻対策」と聞くと、多くの人が「床下の木材に薬剤を塗る・吹き付ける」イメージを持つのではないでしょうか。
確かに木材の防腐・防蟻処理は大切です。しかし、実は木材への処置だけでは白蟻の侵入を完全に防ぐことはできません。
本当に効果的な白蟻対策を行うために知っておきたいのが、意外と見落とされがちな「土壌処理」です。
なぜ木材処理だけでは防げないのか?
日本で住宅被害の大半を占める代表的な白蟻が「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。
この2種類の白蟻は、基本的に床下の「土」の中から侵入してきます。
- 土の中で活動・移動する
- 土から基礎や束石を伝って上にのぼる
- 「蟻道(ぎどう)」と呼ばれる土のトンネルを作りながら木材へ到達する
つまり、木材にたどり着く前の「通り道(土壌)」でしっかりブロックしておかなければ、白蟻は容易に床下に侵入し、被害を広げてしまいます。
そのため、木材への薬剤処理とあわせて、土壌表面に薬剤のバリアを張る「土壌処理」が必須となるのです。
注意!例外となる「カンザイシロアリ」への対策
ただし、白蟻の種類によっては土壌処理だけでは防げないケースもあります。それが近年被害が増えている「アメリカカンザイシロアリ」などです。
- 侵入経路: 土からではなく、空から飛来して屋根裏や柱などの木材に直接侵入します。
- 対策法: 土壌処理は効果がなく、建物全体の木材に対してホウ酸などを用いた総合的な処理が必要になります。
種類に応じた適切な処理方法を見極めることが、失敗しない白蟻対策のポイントです。
まとめ:失敗しない白蟻対策のために
白蟻から大切な住まいを守るためには、「どこから侵入してくるのか」に合わせた正しいアプローチが必要です。
- ヤマトシロアリ・イエシロアリ対策: 「土壌処理」+「木材処理」のダブルバリア
- カンザイシロアリ対策: 「建物全体の木材処理(ホウ酸処理など)」
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